インドア派もアウトドア派も楽しめる!
秋の行楽シーズンがやってきた。
読書に没頭したい人も、自然を満喫したい人も楽しめる、愛媛県今治市の魅力的なスポットを名護谷アナウンサーが取材した。
古民家に佇む本の森と、神が宿る山でのトレッキング体験をリポート!

今治市の中心市街地に佇む書店「森」
名護谷希慧アナウンサー:
「読書の秋、書店を目指して今治市にやってきました。どうやらあちらの建物のようなんですが、家?歴史ある古民家、ですよね。ここで合ってるんでしょうか・・・あ!出てました!のれん。ここですね」
今治市の中心市街地に佇む書店「森」。
昔ながらの引き戸を開け、建物の中に歩みを進めると…そこにあるのは?
名護谷アナウンサー:
「うわ!本がたくさん!並んでます。下から上までずらっと。どれから手に取ろうか、迷ってしまいます」
そこはまさに本の「森」。時を重ねた古本に選び抜かれた新書、子どもも楽しめる漫画や貴重な郷土資料まで。「生い茂る」本は多岐にわたる。

築80年ほどの趣が存分に生かされている
名護谷アナウンサー:
「すごくいい雰囲気ですね」
森・竹野はるかさん:
「よくいわれます。もともと地元の鉄工所の社長さんのおうちだったって聞いてて、そのまま雰囲気もいいので使わせてもらっています。電気付け替えたりとかするくらいです」
戦後すぐに建てられたという古民家。昔懐かしいガラス戸やレトロなフックなど生活の跡もあえてそのまま残し、築80年ほどの趣が存分に生かされている。

他と違うことは間違いじゃない
そんな昭和の空気が満ちた書店を営む、竹野さんにきくおすすめの本は?
竹野さん:
「今治のイラストレーターさんの作品なんですけど、ちっちゃいイラストがたくさんあって、その中でひとりだけ違う格好してるとか」
名護谷アナウンサー:
「間違い探しみたいな」
遊び心溢れる中にも「他と違うことは間違いじゃない」というメッセージも込められている。
もうひとつのおすすめは、戦前の音楽をまとめたエッセイ本。
竹野さん:
「今年戦後80年っていうのもあって、今治についても、ちょうど浜子歌っていう大三島の歌についての一節もあったりとか」

書店「森」には、カフェスペースも併設
書店「森」には、カフェスペースも併設されている。
濃い苦みが心地いいコーヒーや、シンプルな素材で仕上げた自家製プリン。
お気に入りの本を片手に贅沢な時間を過ごせる。
竹野さん:
「今治にあまり古本屋がなくて、なじみにくいかなというので、気軽に来てもらうきっかけとして喫茶スペースも作った。本好きの方もちろんですけど、ここ来て、それきっかけで本の面白さを知る方も来てもらえたらなと思っています」
本に触れるきっかけを作ろうと他にも。

様々な人が集う場所を
店の庭に並ぶのは、レトロなグラスや、鍋。置物などの古道具。さらに店内では食べる様子本格的なスパイスカレーにお酒も。
「森」では、食やアート、音楽など多種多様なイベントを行い、様々な人が集う場所を作り出している。
今治市からの来場客:
「昔の家って感じで、みんなが、全然関係ない人らが寄ってきて、ひとつの家族みたいな感じがして、すごいおもしろいなと思って来ています」
書店にとどまらず、人の縁をつなぐユニークな場所を目指して。
竹野さん:
「店名みたいに、“森”みたいにいろんな枝葉を広げられたらなと思っています」

安神山という山を登る
名護谷アナウンサー:
「続いてはスポーツの秋。今治市内からしまなみ海道を通って、大三島へと向かいます」
しまなみ観光の拠点、大三島にある「WAKKA」が営む秋がベストシーズンのアクティビティを体験。
名護谷アナウンサーが目指すのは大三島にある神の山「安神山」。
「山道を登ってきました。ここが標高200メートルくらい、ここまでは実はWAKKAの車で登ってきましたので楽々到着しています。そしてここから目指すのが・・・看板が出ています。安神山、という山」
体験するのは、山歩き=トレッキングだ。

「神の宿る山」に、いざ出発
名護谷アナウンサー:
「安神山ってどんな山ですか?」
古林一男(66)さん:
「大山祇神社さんのご神山、ですよね」
大三島に鎮座する大山祇神社。その後方にそびえる3つの山が崇拝の対象となる山、「神体山」で安神山はそのひとつ。「神の宿る山」に、いざ出発!
古林さん:
「この階段からスタートです」

安神山の標高は275メートルほど
安神山の標高は275メートルほど。山の稜線に沿って1キロほどの登山道が整備されていて、起伏はあるものの初心者向けのコースだ。
終始しまなみの景色を楽しめるのが、一番の魅力。
古林さん:
「あそこに石が、とがった烏帽子のような石があるでしょ」
目指すのは、あの岩場。最高の眺望が広がっているんだそう!
さあ、絶景を求めて歩こう。

クイズや眺めも楽しみながら
古林さん:
「あのいかだは何のいかだでしょう?あの向こうの島はもう広島県」
名護谷アナウンサー:
「あー!だったらカキ!」
古林さん:
「はい、ピンポンです。カキ大丈夫ですか?」
名護谷アナウンサー:
「カキ大好きです」
クイズや眺めを楽しみながら、ゆっくり歩いても片道1時間あれば十分なコース。景色だけでなく、様々な植物も楽しめる。

目指す岩場も近づいてきた!
目指す岩場も近づいてきた!
古林さん:
「この先、ちょっと歩く道の雰囲気が変わってくるんですよ、いろんなところを歩かせてくれるルートだから結構楽しいですよね」
そして、ついに目指す岩場に到着。
古林さん:
「晴れてたらそれだけで合格ですね。景色を見てもらったらね、皆さん感激してくれるんですよ」
名護谷アナウンサー:
「この景色が一番のご褒美」
秋のお出掛け、みなさんは秋の行楽をどう楽しむ?
