木村知事は9月22日に熊本市にある県立総合体育館について「アリーナ施設として現地で再整備する」と発表した。熊本県は今後、事業者の公募を行い、2028年度中に整備に着手する計画。

総合体育館はアリーナ建設で現地再整備

9月22日に開かれた熊本県議会の代表質問で、自民党の内野幸喜県議の質問に対して、木村知事は「県有スポーツ施設の再整備に着手することを宣言します」と述べた。

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老朽化などの課題を抱える藤崎台県営野球場、熊本武道館、県立総合体育館、県民総合運動公園陸上競技場の4つのスポーツ施設について、木村知事は整備方針を正式に表明した。

木村知事は「県立総合体育館は一般利用に加え、プロスポーツや国際大会への対応、コンサートなど収益性の高いイベントへの活用、交通利便性の高さなどを踏まえ、アリーナ建設として現地再整備を行います」と述べ、4つの施設の中で県立総合体育館を最優先にイベントやコンサートなどでも活用できるアリーナ施設として整備を行う方針を示した。

2026年度に基本計画の策定に取り掛かり、事業者を公募するなどして2028年度にも整備に着手したいとしている。

県営野球場は移転再整備で移転先は公募

このほか、藤崎台県営野球場については『移転再整備』とし、移転先は公募を行い2026年度中に選定。県立総合体育館の整備着手から間を置かずに2029年度にも整備に取りかかる計画。

また、熊本武道館は空調の設置など利用環境の改善に向けた『改修』、県民総合運動公園陸上競技場は『現状維持』とし、アクセス改善に取り組むとした。

木村知事は「スポーツ施設の再整備は、地域のまちづくりや県全域にもたらす効果がある」として「スピード感を持って取り組む」と意気込みを述べた。

(テレビ熊本)

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