北海道日高町の山で9月21日、荒天の中で登山客の男性が遭難し通報から約6時間後に下山しました。

 警察によりますと9月21日午前1時20分ごろ、日高町のヌカビラ岳で埼玉県に住む50代の男性から「強風でテントが壊れ救助してほしい」と110番通報がありました。

 通報を受けて北海道警「山岳救助隊」などが出動。

 約6時間後の午前7時30分ごろ、登山口付近で下山してきていた男性と接触しました。

 男性にけがはありません。

 男性は登山目的で北海道を訪れていて、遭難時もヌカビラ岳に登る途中でした。

 当時、山中で体を休めるためにテントを設置していましたが強風で壊れたということです。

 当時北海道には「線状降水帯」が発生するなど広範囲で天気が荒れていて、男性は警察の聞き取りに「テントが壊れ服が雨に濡れて、低体温症になりそうだった」などと話しているということです。

 警察は天候や体力などを考慮したうえで登山するよう呼び掛けています。

北海道文化放送
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