アメリカのCDC=疾病対ワクチンの接種策センターの諮問委員会は19日、新型コロナウイルス「推奨」を終了することを全会一致で決めました。

CDCの諮問委員会は生後6カ月以上の人へのコロナワクチンの接種についての一律の「推奨」を終了することを全会一致で決めました。

今後は「個人の意思に基づくべき」として患者が医師や看護師など医療従事者と相談した上で判断することを推奨します。

また65歳未満の人の接種については、基礎疾患がある場合はワクチンの恩恵を最も受けやすいものの、健康な人はそれよりも低いことを強調するとしています。

コロナ禍以降の方針を大きく転換するもので、ワクチンに懐疑的なケネディ厚生長官の意向を反映した形です。

また、委員会では現在、医師の処方箋がいらないコロナワクチンについて州や自治体が「処方箋の発行」を求めるよう勧めるか、議論が行われました。

意見は真っ二つに分かれましたが、反対派の委員からは「保険に入っておらず、医師にかかれない多くの市民が接種の機会を失う」との懸念が示され、勧告は見送られました。

フジテレビ
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国際取材部
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