アメリカのトランプ大統領がニューヨーク・タイムズなどに名誉を傷つけられたとして日本円で2兆円を超える損害賠償を求めた訴えで、アメリカ・フロリダ州の裁判所は19日、訴状が冗長で不適切だとして却下した。
トランプ氏はニューヨーク・タイムズなどに対し「自身に対する虚偽で誹謗中傷的な内容を拡散し続けた」として、150億ドル、日本円で約2兆2000億円の損害賠償を求めています。
フロリダ州の連邦地裁は19日、トランプ氏側が提出した85ページに及ぶ訴状について冗長だとして「明らかに不適切で容認できない」などと指摘し「簡潔かつ平易な陳述」を求める規則に違反しているとして却下しました。
また訴状は「相手に対する罵倒や非難のための公の演壇ではない」と強調しました。
一方で裁判所はトランプ氏側に対し、28日以内に40ページ以下に修正した新たな訴状を提出することを認めました。