福岡県北九州市の駅構内に止められていた旧国鉄型の車両から運転室の座席など53点が盗まれていたことがわかりました。

JR九州によりますと16日午後5時ごろ、北九州市のJR門司港駅の構内に止められていた車両を駅員が確認したところ、車内の搭載品の一部がなくなっていることに気づきました。

翌日に車両担当の社員が詳しく調べると、4両編成の列車2編成のあわせて8両から運転室や客室の座席、放送用のマイク、行き先を表示する字幕、車両番号の銘板など計53点が持ち去られていたことがわかりました。

被害にあったのは415系と呼ばれる旧国鉄型の電車で、運行を終えて引退した後、門司港駅の構内に止められていました。

3年前の9月に車両担当の社員が車内を確認し、鍵をかけていたということで、JR九州は警察に被害を届け出ました。

被害にあった415系はファンが多い車両だということで、23日に門司港駅で見学イベントが開かれる予定になっていました。

テレビ西日本
テレビ西日本

山口・福岡の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。