近年にない好調が続く秋の味覚・サンマについて、大船渡港(岩手県大船渡市)では2024年の同じ時期の6倍を超える水揚げとなっていますが、一方で漁船の操業を規制する動きも出ています。
大船渡市魚市場には9月18日朝、サンマ177tが水揚げされました。
今シーズン大船渡でのサンマの総水揚げ量は1680tと2024年の同じ時期の6.3倍に上っていて、入札価格は1kgあたり平均391円と2024年の半値ほどになっています。
18日に水揚げされたサンマは北海道襟裳岬沖約160kgで漁獲されたもので、漁場は南下しているということです。
第二十一三笠丸 畠山英樹漁労長
「漁場は今のところかなり見えている。(今後は)どうなるかという感じ、(漁が)切れたり出たり」
全国さんま棒受網漁業協同組合では、各地で水揚げが急増し漁獲目標を大きく上回っていることなどから、緊急的に9月15日以降水揚げした船を48時間休漁とする措置を取っています。
大船渡魚市場 佐藤光男専務
「(休漁で)入荷量が減ってくる。働ける船の日数が限られてくる」
休漁措置がいつまで続くかは決まっておらず、関係者が状況を注視しています。