樹木葬の人気が高まるなか、9月18日、宮城県名取市で新たな樹木葬の霊園がオープンしました。ちょっと変わった形の墓もあります。
名取市の寺に新たにオープンした樹木葬の霊園。寺の敷地内のおよそ200平方メートルに185区画。木々の近くに遺骨を収めます。
いわゆる「終活」に関するポータルサイトを運営する企業の調査では去年、このサイト経由で墓を購入した人のうち、従来型の墓を選んだ人は17パーセントでしたが、およそ半数が樹木葬を選びました。
自然に還るイメージに加え、従来の形と比べ費用の低さや永代供養など本人や遺族に負担が少ない点も人気の理由です。
そして、この霊園には少し変わった形の墓も用意されました。
記者リポート
「一方で同じエリアの一角には少し形の異なったものもあります。前方後円墳、古墳をかたどったものです」
この古墳型の墓は全長5.5メートル。四角い部分には個別の区画が設けられ、円の部分は合葬という形で遺骨を埋葬します。
古墳型の墓は東北地方では初めてということです。
マイメモリー 佐藤牧観社長
「近年、九州で古墳型の墓・古墳型の樹木葬があると見学に来られた人からお話をいただいて、宮城にはないんですか?と言われまして」
名取市には東北最大の古墳「雷神山古墳」をはじめ、多くの古墳があることもきっかけになっているといい、すでに複数の問い合わせが来ているということです。