学校のプールといえば夏ですが、敦賀市の小学校ではこの秋、9月に水泳授業がスタートしました。その理由を取材しました。
小学校の水泳の授業が行われていたのは、敦賀市内にある民間のスイミングスクールのプールです。敦賀西小学校の5、6年生約70人が、スクールのインストラクターから指導を受け、ビート板を使ったバタ足やクロール、背泳ぎの練習をしました。
児童は―
「楽しいです。雨降ってもできるからいい」
「教え方もうまいし、すぐに泳げるようになった」
敦賀西小では今年度から、プールの維持管理費削減や水泳指導の充実、教職員の負担軽減のため水泳の授業を民間事業者に委託しました。
先生は「学校のプールの管理という面では、日々の業務改善につながっている。指導していただく際もプロの指導なので短い時間で専門的に教えてもらえている」
敦賀西小はプールの修理が必要になったのを機に今年度から民間に委託。委託先が屋内プールということもあり、9月のスタートとなりました。
市教育委員会によりますと、市内11の小学校うち5校は、学校ではなく市の運動公園のプールを利用。指導も含め民間に委託するのは初めてで、今回をモデルケースに今後の対応を決める考えです。
県教育委員会によりますと、2024年度時点で県内公立小学校183校のうち、民間の施設は26校、市町の施設は39校(重複回答含む)と約2割に上っています。現在は、6月や7月を中心に授業していますが、民間委託で屋内プールとなると、夏の授業というイメージが変わるかもしれません。