第1回の調査から105年、今回で22回目の調査となります。
5年に1回行われている国勢調査が20日から始まるのを前に県の職員などが18日朝、JR大分駅前で調査への協力を呼びかけました。
5年に1回行われる国勢調査は、外国人を含めた日本に住むすべての人が対象です。
その年の10月1日時点での国内の人口や世帯の状況などを調べて、選挙区の改定や地方交付税の算定、防災計画などに役立てられます。
18日朝は、JR大分駅前で県の職員などが調査への協力やインターネットを使った回答の利用を呼びかけました。
今回から調査票に記載されたQRコードを、スマートフォンなどで読み取ることで回答がより簡単にできるようになったということです。
◆県 企画振興部 統計調査課寺川直樹課長
「この調査は国民生活、県民生活の中で一番大事な調査で根幹になるので、皆さんぜひ、ご協力をお願いします」
国勢調査の調査票は調査員を通じて20日から県内のすべての世帯に配られ、10月8日までに回答することになっています。
さて、この国勢調査は私たちの暮らしに関わる重要なものですが、この調査をかたった詐欺に注意が必要です。
今回の国勢調査では氏名や生年月日のほか、仕事の種類や現在の住所に暮らしている期間など、17項目を回答することになっています。
しかし、こうした調査を悪用する事例が起きています。国民生活センターによりますと、これまでに「国勢調査に協力しないとブラックリストに載る」といった不審な電話があったことや「調査員を名乗る人物が自宅を訪れ、年収を聞かれた」などの相談が寄せられているということです。
警察は調査員が年収や資産状況、銀行口座の暗証番号などを聞くことは絶対にないとしていて「不審に思ったときは回答せず、速やかに居住する市町村や警察に相談してください」と注意を呼び掛けています。