定期便の就航からまもなく2か月となる利用状況が18日、大分県議会で報告されました。
定期便の搭乗率はおよそ3割だということです。
◆県民クラブ 原田孝司議員
「3割の利用率というのはやっぱり低いんじゃないかと思いますが、それについてどうお考えでしょうか」
◆県交通政策企画課幸野和成課長
「公共交通機関としての安全・安定をまずは最優先にしながら、次の段階に移行すると聞いております。(今後)搭乗率の向上に向けて考えていかれるものだと考えております」
これは、18日開かれた県議会の常任委員会で報告されたものです。
大分空港へのアクセス向上のため2025年7月に就航したホーバークラフトの定期便。
運航事業者によりますと、9月15日まで定期便の搭乗率はおよそ3割で推移しているということです。
これについて議員から採算性を問う質問が相次ぎましたが県は「運航会社がこれから最適なダイヤを組み立てていく。その中で採算がとれるようにしていくのではないか」と話しました。
一方で、県がホーバークラフトの利用者およそ1500人に対し実施したアンケートの結果9割以上が「満足」「やや満足」と回答したこということです。
利用者からは「往復利用できるように増便してほしい」などの声が寄せられているということです。