宮城県色麻町議会の議長が、町の職員に対しパワーハラスメントにあたる言動があったとして提出されていた不信任案が9月17日、全会一致で可決されました。
色麻町議会事務局などによりますと、天野秀実議長は8月、議会運営委員会に15分ほど遅刻。その際議会事務局長に対して「どの書類が正しいか日程表をよこせ」と強い口調で話した上、「俺が議長を辞めるから一緒に辞めろ」などと発言しました。
河野諭町議
「8月にハラスメント研修を行ったばかり」
その場にいた一部の町議はパワーハラスメントにあたるとして、議長職の辞任を求める不信任案を提出。
17日、全会一致で不信任案は可決されましたが…。
天野秀実議長
「議長不信任決議案が可決されましたが、この決議に法的な措置はありませんので、このまま議長職を続けます」
天野議長は今後について…。
天野秀実議長
「(不信任案可決)判断に対して重く受け止めている。ひとつひとつ検証しながら結論を出していきたいと思っています」
一部の町議は12月定例会で辞職勧告決議案の提出を検討していますが、こちらも可決されたとしても法的拘束力はないということです。