16日開かれた熊本市議会で、8月の記録的な大雨について議論が交わされました。
この中で熊本市は、内水氾濫による浸水被害が多かったことを受け、車の水没を防ぐことなどを目的としたハザードマップを新たに作成する方針を明らかにしました。

16日午後の熊本市議会総務委員会。8月の記録的な大雨の際、一部地域で防災のサイレンが適切に鳴らなかったことについて改めて熊本市が陳謝しました。

【熊本市政策局 村上 英丈 危機管理監】
「私どもの不手際で水防業務が一部滞った。被害に遭われた皆さまにおわび申し上げる。詳細は検証を行ってまいりたい」

委員からは内水氾濫による道路の冠水や住宅への浸水被害が多かったことを受け、今後の被害を防ぐための取り組みについて質問が出ました。

【熊本市危機管理課 住谷 憲昭 課長】
「(車が)どこに移動すればいいかを示せるような内水氾濫の回避マップを作成したい。関係部局と調整しながら検討していく」

一方で、避難所を開設するために招集された職員が自宅から約20キロ離れた避難所に向かう際、途中で車が水没する事案があったことが明らかになりました。

【山内 勝志 委員】
「避難所の職員を参集するための手順、避難所までの土地勘がないと危険」

【熊本市総務局 津田 善幸 局長】
「(避難所運営制度の)見直しを進めていくべき。職員が安全に、しっかり対応できないと住民のためにならない。肝に銘じて、職員の安全、市民の安全のために尽くしていきたい」

テレビ熊本
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