小林鷹之元経済安保相が会見を開き、自民党総裁選挙への立候補を正式表明した。

小林氏は、「もう一度、世界の真ん中に日本を立たせる。日本の力はこんなもんじゃないという思いを持って総裁選を戦い抜いていく」と述べ、自民党と日本の舵取り役を目指す決意を強調した。

そのうえで、総裁選で掲げる柱として、「力強く成長するニッポン」「自らの手で守る抜くニッポン」「結束するニッポン」の3つを挙げ、現役世代向けに期限を区切った定率減税を実施することや、外資による土地買収の規制強化などに取り組む考えを明らかにした。

小林氏は、衆参両院で少数与党となっている現状をふまえ、「解党的出直しと言うが、今もなお古い自民党の姿が見え隠れする。これだと自民党は変わらない」と指摘した。

そのうえで、「今回が自民党最後の総裁選になるかもしれないというほどの強い危機感をもって臨んでいる」と決意を述べ、自らが50歳で政治家としては若手に位置づけられることを念頭に、「新しい世代がもっと前面に出て自民党を引っ張っていく、そういう気概なしに党も日本も変わらない」と主張した。

総裁選には、これまで茂木敏充前幹事長が立候補を正式に表明したほか、林芳正官房長官も16日に会見で立候補の意向を表明し、後日あらためて出馬会見を開く予定だ。

また、小泉進次郎農水相と高市早苗前経済安保相が週内の出馬会見実施に向け調を進めており、22日の告示を前に総裁選は5人で争う構図がほぼ固まった。

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