ラーメンは大好きだけど塩分が気になる、そんな人にとって朗報となるかも知れない。塩分を体に吸収しにくくする物質に変える技術を開発した企業が、熊本県内の人気ラーメン店とコラボし商品開発を行っている。
トイメディカルの塩分オフセット技術
菊陽町にある『味千拉麺』でおなじみの『重光産業』。塩分の過剰摂取問題に取り組む熊本市南区の企業『トイメディカル』とコラボし、塩分を気にせずに食べられるラーメンの開発が行われている。

トイメディカルの竹下英徳社長は「(味千拉麺の)オリジナルの味を邪魔しない。でも塩分の吸収を抑えるのが目標。それぞれの味のまま〈罪悪感なく〉食べてもらう、そんな商品ができたらいいな」と話す。

その方法とは、トイメディカルが海藻のぬめり成分にヒントを得て開発した、塩分を体に吸収しにくくする物質に変える『塩分オフセット技術』を麺に取り入れること。
商品開発は試作品の段階 2026年春商品化
この共同開発は2年前から行われていて、9月11日はトイメディカルの竹下英徳社長や、両社の商品開発担当者などが配合を変えた3つの試作品を食べ比べていた。

重光産業の商品開発担当・吉本隆徳さんは「私の感触だと二つ目に食べたのが影響がなく、素材(塩分オフセット技術)が入っても、商品に影響を与えずに作ることができると思った」と話す。

トイメディカルの竹下社長は「味千拉麺という熊本の老舗の企業とコラボすることで、世界に向けて発信していきたい」と話した。両社は今後、検証を重ね、2026年春の商品化を目指すという。
(テレビ熊本)