去年、神戸市中央区で酒気帯び運転で2人を死傷させた罪に問われた88歳の男に執行猶予付きの有罪判決が言い渡されました。
太森信男被告(88)は去年、神戸市中央区の元町商店街を酒気帯び運転して、車などに衝突し、運転手(27)にケガをさせたほか、助手席の妻(当時82)を死亡させた罪に問われています。
太森被告はこれまでの裁判で「飲酒運転はダメだと分かっていたが、食事のときに時々飲む習慣があった」と話し、検察側は懲役4年を求刑していました。
判決で神戸地裁は「危険な運転で生命を奪った結果は重大」とする一方「死亡した妻が被告の飲酒運転を認識していた可能性を否定できない」と指摘し、懲役3年・執行猶予5年を言い渡しました。