大規模な修理工事が行われている奈良の国宝「興福寺五重塔」で、屋根瓦の解体の様子が公開されました。

公開されたのは、五重塔の一番高い屋根の瓦の解体作業。
職人が瓦を一枚ずつ手作業で取り外しました。

五重塔は高さ約50メートルで、屋根には6万枚もの瓦があり、その重さは約200トンに及びます。
屋根瓦は経年劣化による破損やズレが多くみられ、全面的な葺き替えは明治時代以来125年ぶりです。

【興福寺・夛川良俊副貫首】
「修理工事に10年かかりますけど、できる限りの修復はして、未来にこの塔を繋げていきたいと考えております」

興福寺は瓦一枚ずつに整理番号を付けて再利用できるか調べることにしています。

関西テレビ
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