富山県外や海外からも多くの人が訪れる富山を代表するグルメ、糸庄のもつ煮込みうどん。
その糸庄が初めての海外進出をめざすことになり、学生と連携したプロジェクトが始動しました。
創業53年、富山市に本店がある糸庄。
ニンニクの香りが食欲をそそる柔らかなモツにもちもち食感の氷見うどん、名物のもつ煮込みうどんを求めて、年間20万人が訪れる人気店です。
現在、県内で3店舗を展開する糸庄の海外進出は初めてで、親日家が多く進出のしやすさなどから台湾での店舗展開を目指しています。
そのプロジェクトに参加するのは射水市の富山情報ビジネス専門学校の学生たち。
企業と連携し、商品の特長を探りながら効果的な情報発信を考える授業の一環です。
10日は学生12人が集まり、糸庄の歴史や味へのこだわりを聞いた後、試食会が開かれました。
*学生は
「今まで食べたうどんの中で一番おいしい。新しい発想でインパクトのある伝え方ができたらいい」
「糸庄は初めて来たがとてもおいしい。若者にしかない視点をフルに活用できたらいい」
学生たちはその味を確かめながら、台湾の人たちにブランドの強みをどう訴えていくか、今後、議論を交わすことになっていて、店側も若者の発想に期待を寄せています。
*越州 大西泰司常務取締役
「これからの日本を引っ張っていく若い世代の意見を聞けるのは非常にメリットが高いと思い参加。客としての目線で店を見ていく。こういう店に行きたい、素直な意見を聞かせて欲しい」
糸庄は、台湾でももつ煮込みうどんの試食会を開き現地での声を調査することにしていて、12月を目途に学生たちがまとめる情報発信の企画案を参考に、早ければ来年にも台湾進出を目指したいとしています。
お店には台湾や中国、韓国からもお客さんが訪れているそうで、現地での試食会の反応も気になるところですね。
富山のソウルフードを世界に向け発信するチャンス若者の発想に期待です。