奈良市の世界遺産・春日大社で目撃されたのは、柱に漢字で書かれた青い文字。何者かによる落書きです。
9日午前、春日大社の職員が参拝者から連絡を受け、国の重要文化財に指定されている本殿の東回廊の柱に落書きがあるのを発見。
落書きは漢字で書かれていて、幅約7cm、高さ約28cm。
中国語で男女の名前とみられる文字が並び、その下には「恩」「愛」「永」「遠」と書かれています。
その意味は「永遠に愛してる」。
さらに、職員が他にも落書きがないか調べたところ、本殿の北東にある「遥拝所(ようはいじょ)」にも同様の落書きが見つかったということです。
漢数字で「二」「〇」「二」「二」や、その四方には、中国語で主に人物の名前を表す文字が並んでいます。
春日大社では3年前にも境内にある石灯籠に赤いインクのようなものが付けられる被害がありました。
警察は今回の落書きについて、文化財保護法違反などの疑いで捜査しています。