8月の記録的な大雨により県内有数の梨の産地でも被害が出ています。
梨園や作業場に土砂が流れ込んだ八代郡氷川町の生産者を取材しました。
【きのみ農園 木野 孝義 代表】
「『秋月』という品種です。今が収穫の最盛期」
氷川町で父の代から40年以上、梨を栽培するきのみ農園の木野 孝義 さんです。
妻の美香 さんと約220アールの梨園で『幸水』や『秋月』など主に4品種の梨を栽培しています。
【きのみ農園 木野 孝義 代表】
「甘みもしっかりあって食感もシャキシャキ、おいしい」
8月の記録的な大雨で、収穫した梨を選果する作業場裏の梨畑の一部が崩れ土砂が流れ込んだほか、収穫前の梨の木が土砂に埋まる被害も出ました。
現在、梨の出荷作業がピークを迎えていて、土砂の撤去など復旧作業はこれからだといいます。
【きのみ農園 木野 孝義 代表】
「山のほう(の梨園)は(被災箇所も)手付かずでそのままにしていて、まずは収穫です。1年、手間暇かけて作っているので、機会があれば食べてもらえたら」
木野さんは今が旬のおいしい梨を消費者に届けようと、今日も妻と一緒に収穫作業に汗を流しています。