八代市長選挙で初当選を果たした小野 泰輔 市長が９日、熊本県の木村知事と就任後初めて面会しました。副知事を務めた経験がある２人は災害復旧や県南振興のために協力していくことで一致しました。
八代市の小野市長は９日午後、就任のあいさつのため木村知事の元を訪ね、約１０分間、非公開で面会しました。
２人は大学時代、蒲島前知事のゼミ生として同期で、蒲島県政でそれぞれ副知事を務めた経験があります。
面会後、取材に応じた小野市長は「電話やメールで連絡は取っていたが、木村知事と直接会って話したのは２～３年ぶりだった」とし、「災害復旧や県南振興のためにともに協力していくことなどについて語り合った」と明かしました。
【小野 泰輔 八代市長】
「熊本県の第二の都市が元気にならないといけない。熊本市だけではなく八代市も元気になって、二つのエンジンで熊本を引っ張っていくと２人で語り合った」
また、県庁への訪問に先立ち自民党県連を訪れました。
【八代市 小野 泰輔 市長】
（挨拶ですか？）「挨拶。各党を回っている」
八代市長選挙で「完全無所属」を掲げた小野市長は、自民党と公明党が推薦した現職を大差で破って初当選を果たし、市長就任後も「各政党との等距離」を主張しています。
９日は自民党のほかに公明党や立憲民主党など県組織がある政党を訪問し、自身の政策や災害からの復旧などについて意見を交わしたということです。
【八代市 小野 泰輔 市長】
「災害のこともあるので、自民党をはじめ各党から支援を頂かないといけない。選挙中は色々な戦いがあるが、今は一丸となって八代がよくなるため、被災者のために同じ方向を向いてやっていくことが大事。そのことが確認できたので非常によかった」
