9日午前、八代市でかつて民宿として使われていた建物を全焼する火事があり、隣接する建物にも延焼しましたが、けが人はいませんでした。ふき上がる炎と煙や緊迫した消火活動の現場をTKUのカメラが捉えました。

建物の窓から噴き出す炎と煙。TKUのカメラマンが現場に到着したのはまだ消防が消火活動を始める前でした。

その後、消防が到着。

【渕上 洋平 カメラマン】
「消防が今、プロパンガスを外しています」

隊員は、すぐさま建物の外に設置されていたガスボンベを外し火元から遠ざけます。

炎が迫る中、爆発を防ごうと決死の作業です。

【建物の一部が落下】

この作業中にも建物の一部が落下しました。

9日午前9時ごろ、八代市郡築一番町で「建物の2階から炎と煙が上がっている」と消防に通報がありました。

【近所の男性】
「びっくりしましたね。後から(煙が)黒くなってきたので、ひどくなると思って駆けつけてきました」

【近所の女性】
「煙が上がっていて、〈バチバチ〉と木が燃えるような感じで、炎も上がっていました。もと民宿だった所で、外国人の方が住んでたような」

この火事で、八代市の北原 泰 さん(80)が所有する木造2階建ての住宅約110平方メートルを全焼。隣接する住宅と倉庫の合わせて3棟にも延焼し、約3時間40分後に消し止められました。

警察によりますと、火元となった住宅は、かつて民宿として使われていたということです。

この住宅には現在、外国籍の人たちが10人ほど住んでいたとみられ、出火当時は全員外出していて、火事によるけが人はいませんでした。

警察と消防が火事の原因を調べています。

テレビ熊本
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