宮城県知事選挙は、すでに現職と新人の3人が立候補の意向を表明していますが、新たに9月9日、自民党の元参議院議員、和田政宗氏が立候補を表明しました。
自民党 元参議院議員 和田政宗氏
「各方面から立候補の要請を受けて、熟慮していたが、本日、宮城県知事選挙に立候補することを決断した」
和田政宗氏は東京都出身の50歳。NHKのアナウンサーを経て、2013年の参院選宮城選挙区でみんなの党から初当選し、その後、自民党に移り、3期目を目指した7月の参院選で落選していました。
和田氏は県内の経営者などから立候補の要請を受けていて、選挙戦では出産、育児にかかる費用の無償化や、土葬墓地の整備計画廃止などを訴えたいとしています。
自民党 元参議院議員 和田政宗氏
「私を選んでいただければ、相当、県の姿が代わると思いますので、全都道府県の中で一番思い切った公約を打ち立てていると思いますので、知事は大統領権限に等しいですから、言ったことはやれます」
一方、7月に行われた参院選、宮城選挙区に立候補した参政党のローレンス綾子氏が立候補を検討していることが分かりました。
ローレンス綾子氏は茨城県出身の55歳で、現在は参政党宮城県連の副会長を務めています。
ローレンス氏は9月9日、仙台放送の取材に対し、参院選後に党の神谷代表から県知事選への立候補の打診を受けていたと明かしたうえで、「今の県政にもの申したいことがたくさんある」と話していて、最終的には党の判断に従うとしています。
県知事選挙をめぐっては、現職の村井嘉浩氏が9月3日の県議会で、6選を目指し立候補を表明しています。
また、角田市の元職員・伊藤修人氏も、今年4月、「仙台一極集中からの脱却」などを目指し、立候補を表明しています。
また、立候補の意向を表明している、立憲民主党の県議、遊佐美由紀氏は、9日、離党届を提出し、広く支援を募っていきたいと話しました。
県知事選挙は10月9日に告示、26日に投開票されます。