老朽化が進む愛媛県松山市・松山市民会館の閉館時期や、代替施設などについて考える初の検討会が9日に行われ、有識者らによる本格的な議論が始まりました。
築60年を迎える松山市民会館。
市はJR松山駅に隣接する車両基地跡に、老朽化した市民会館の代替機能を持つ新たなホールを整備する方針でしたが、今年3月、プロスポーツの試合が開催できるアリーナを中心に整備し、代替施設については別途検討する方針を示していました。
こうした中、市民会館の閉館時期や代替施設について議論する、初の検討会が開かれ、文化団体の関係者や有識者が委員として参加しました。
検討会で市は市民会館の使用期間について、「休館せずに設備の修繕を行い、来年度末まで使用する」「大規模改修のため1年半全館休館し、2036年度末まで使用する」など3つの案を提示。
委員からは、「代替施設の方針が決まらないと、閉館時期を決められない」「市民会館が閉館したあとの空白期間をどうするかが重要」といった意見が出ました。
次回の検討会は12月ごろの開催予定で、閉館時期は今年度中に決める見通し。
市は代替施設について、規模や機能などを定めたモデルプランを来年度中に策定する方針です。
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