マダニが媒介するウイルス感染症SFTSの大分県内の感染者数が過去最多を更新したことが分かりました。
SFTSは主にウイルスを保有しているマダニに噛まれることで感染するもので、6日から2週間の潜伏期間の後に、発熱や食欲不振などの症状が出るほか、重症化した場合は亡くなる事例も確認されています。
県によりますと、県内のSFTSの感染者数は2025年に入ってから9日までに13人報告され、過去最多を更新したということです。
全国でも8月末までに149人の感染の報告があり過去最多となっていて、大分県は全国で2番目に多くなっています。
県は、春から秋にかけてマダニの活動が活発になるとして屋外で活動する場合は、肌の露出を少なくするよう呼び掛けています。
また、イヌやネコなどのペットを介して人が感染する場合もあり注意が必要だということです。