北海道赤十字血液センターは、北海道内の移動献血会場で、一度使用した採血針付き採血バッグを誤って別の献血者に使用する事案が発生したと発表しました。

 センターによりますと、9月2日、献血に来た人の採血を始めたところ血液がバッグに入らなかったため、採血を中止しました。

 本来であれば使用済みの針付き採血バッグをすぐに廃棄すべきところ、誤ってそのまま直後の献血者に使用してしまったということです。

 誤穿刺を受けた献血者には、事案を説明して謝罪し、血液検査を実施しました。

 異常は確認されませんでしたが、今後6か月間にわたり定期的な検査と経過観察を行い、健康被害の有無を確認するとしています。

 北海道赤十字血液センターは「献血への信頼を著しく損なう事態であり、深くおわび申し上げます」とコメント。

 再発防止に向けて、原因の分析や手順の見直し、職員の再教育を徹底し、献血者の安全確保に全力で取り組むとしています。

北海道文化放送
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