北海道留萌地方の天塩町で9月8日、クマの足跡やふんが複数見つかりました。近くには小学校や道の駅があり、警察が警戒を強めています。

 痕跡が発見されたのは、天塩町海岸通1丁目の天塩川沿いにある遊歩道です。

 8日、町民が「動物のふんのようなものが遊歩道上にある」と役場に通報しました。

 通報を受けた職員やハンター、警察が確認すると、ふんのほかにクマの足跡が約50メートルにわたって見つかったということです。

 足跡は幅15センチほどで、アスファルトに泥で残されていました。

 1頭のクマによるものとみられ、北や南に向きを変えながら歩いた跡が残され、途中でやぶに消えたり道から外れたりしており、その後の行方は分かっていません。

 クマを実際に目撃した人はおらず、被害は確認されていません。

 現場は住宅から約50メートルの場所で、近くには小学校や道の駅があります。

 警察はパトロールを強化し、警戒を続けています。

北海道文化放送
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