2年連続の不作を受け、山形が“日本一のサクランボの産地”であり続けるための方策を検討しようという会議が開かれた。
会議には生産者やJA・流通関係者など約50人が出席した。

県産サクランボの生産量はここ10年の平均で1万2700トンだが、結実不良や高温障害などの影響で2024年は8590トン、2025年の見込みは8500トンと、2年連続の不作となっている。

このため会議では、受粉樹を増やすことをはじめ、受粉を担うマメコバチを増やしたり、ミツバチを現在の1.5倍導入するなどして結実の確保につなげる方針が示された。

また、10年後の生産量について、単収を現在の10アールあたり441キロから500キロと13%増やすことや、生産者が減っている中でも栽培面積の減少幅を少なくし、収穫量1万トンの維持を目指すという。

(県農林水産部・高橋和博部長)
「サクランボの主産地である山形県がここで頑張らなければ日本のサクランボの生産量も減っていく。山形県としてはサクランボの生産を続けていくことが大切だと思っている」

さくらんぼテレビ
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