別子銅山を礎に発展した愛媛県新居浜市の美術館で、地元出身の銅版画作家・石山直司さんの作品展が6日から開かれています。
繊細かつ大胆に描かれた木の幹と枝の広がり。新居浜市の「あかがねミュージアム」にある新居浜市美術館では、新居浜市出身の銅版画作家でフィンランド在住の石山直司さんの作品展が開かれています。
会場には石山さんがエッチングとドライポイントの技法で描いた作品約130点を展示。作品は木の枝の広がりをはじめ、上下や左右対象に描かれた人物や想像上の建造物など、映画にインスパイアされたという石山さんの不思議な世界観が銅版画ならではの繊細なタッチで描かれています。
このほか銅版画の制作過程がわかる展示もあり、会場を訪れた人は緻密な線と現代的な構図で描かれた石山作品の魅力を楽しんでいました。
石山直司さん:
「版画は現物を見るとインクの盛り上がりとか紙とインクの質感であるとか、あと黒の強さは版画以外でなかなか表現できない強さがある。(作家の)ぼくらの感覚をみなさまにも感じてもらいたい。そのためには本当の現物をぜひ見てもらいたい」
展示会は10月19日まで開かれ、9月の土日と祝日には小学生や高校生らを対象としたワークショップの開催も予定されています。
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