石破首相が退陣する考えを7日に表明しました。電撃表明から一夜あけた8日、盟友の村上誠一郎総務相(愛媛)は、衆議院の解散を進言していたことを明かしました。「ポスト石破」に向けて動きが加速するなか、愛媛県民が望む新しいリーダーは。松山市で有権者の声を聞きました。
石破首相:
「米国関税措置に関する交渉に一つの区切りがついた今こそが、そのしかるべきタイミングであると考え、後進に道を譲る決断を致しました」
石破首相は会見を7日に開き退陣を表明。一夜あけた8日、愛媛県内の有権者の声は。
公務員の30代男性:
「ちょっと遅いなっていう感じはありました。最初辞任しないと言っていたんですけど、なんで急に変わったんかなっていう」
60代の主婦:
「(辞任は)しょうがないかなと思ってたんですけど、個人的にはもう少しがんばって欲しかった」
会社員の40代男性:
「(辞任は)早かったかなと。次の総理が誰になるかっていうのも問題なんですけど、誰がなっても一緒なんかなっていうところもある」
有権者の次の関心は「ポスト石破」へ。県民から推す声が多かったのが…
高齢の女性:
「お米の・・・小泉さん。あの人でしたら刷新されるんじゃないかと期待していますけど」
公務員の30代男性:
「リーダーシップを発揮してくれる人が出てくれたらいいと思います。世間で言われている高市さんとか小泉さんとか、どっちかですかね」
80代女性:
「個人的にはやっぱり小泉さんが行動力があるからね。現場に出ていかれていた声を聞くような方を期待している」
小泉進次郎氏と高市早苗氏を「ポスト石破」に推す声が多い一方、厳しい意見も…
70代男性:
「トップを変えたって自民党自体が変わると思わないんでね。自民党の体質が変わらない限り頭を変えてもしょうがないと思う」
党本部に参院選の大敗を受け、現体制の刷新を求めていた自民党県連は…
自民党県連・鈴木俊広幹事長:
「わが自民党は少数与党であります。いかに他党との協調をしっかりやっていくか、それができる方がなっていただきたい」
石破内閣で総務相を務めているのが、盟友で愛媛出身の村上誠一郎議員。衆議院の解散を進言したといいます。石破首相の退陣を巡り、先行きに不透明な見方を示しています。
村上誠一郎総務相:
「衆院解散で再び国民に信を問うことを進言してきたが残念だ。やり残した課題も多く無念でならないだろう。衆参で与党が過半数割れしているなかで、次の総裁は石破首相以上に対応できるのか疑問が残る」
またほかの愛媛選出の自民党の国会議員の反応は。
山本順三参議院議員:
「自民党が割れてしまってはいけないなかで、首相が最終判断をされた。ここまで引っ張られたのは若干遅きに失したと感じる。今後新たな総裁を選ぶ手順が進められるが、その動きを見定めたい」
塩崎彰久衆議院議員:
「首相の苦汁の決断を重く受け止めるとともに、厳しい政治状況のもと、地方創生など難しい課題に取り組んで来られたことに敬意を表したい。新たな政治リーダーを選ぶプロセスが、国民政党として分断を乗り越え、政策を前進させるきっかけになるよう、行動していきたい」
長谷川淳二衆議院議員(県連会長):
「民主主義で最も大事にしなければならないのは、選挙結果にあらわれた民意であると考える。党の解党的出直しの第一歩が一日も早く踏み出せるよう、誠心誠意取り組んでまいりたい」
一気に動き始めた政局。次のリーダーに愛媛の県民が求めることは。
会社員の20代女性:
「物価をちょっと下げてほしいかなと思います。最近、物価高騰がすごいじゃないですか。物価だけ下げてもらえたら」
60代の主婦:
「生活に困っている方とか、子育てで苦労されている方とか、高齢者の方とかたくさんいらっしゃると思うので少しでも力を差し伸べていただけたらいい」
「ポスト石破レース」の動きは、愛媛からも注目されています。
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