愛媛でも約3年ぶりの天体ショー。各地で「皆既月食」が8日未明に観測され、秋を帯びつつある夜空に、赤道色の“神秘”が浮かびました。

明るく静かに光る満月が次第に欠けていく神秘の光景。「皆既月食」の始まりです。新居浜市では8日午前1時30分頃、新居浜市の南西から西の方向の夜空で観測されました。

「皆既月食」は、太陽と地球と月が一直線に並び、月が地球の影に入ることで起きる現象。午前2時30分頃、月全体が地球の影に完全に入り、秋を帯びる夜空に「赤銅色」が鈍く浮かびました。

「皆既月食」では、太陽の光のなかで波長が長く赤色の成分が地球の影に回り込み、
月が反射して赤銅色になります。

この神秘の現象は西予市の空でも。月全体が1時間以上に渡り赤黒く染まりました。このあと月は午前4時57分に再び元の明るさを取り戻ました。

この天体ショーは2022年11月以来で約3年ぶり。愛媛県内の8日未明の夜空は全体的に澄み渡り、多くの場所で観測できたと見られます。

「皆既月食」が愛媛県で次に見られるのは、来年3月3日ということです。

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テレビ愛媛
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