参政党の神谷代表は8日、記者会見し、元自民党議員の豊田真由子氏を党の政調会長補佐に起用すると発表した。
豊田氏は、党全体の世話役であり党の方向性の取りまとめ役である「ボードメンバー」の一人としても今後、党運営に携わる。
神谷代表は起用の理由として「参政党は、これから政策をしっかりと練り上げていく必要がある。官僚の経験、そして議員の経験がある人を一生懸命探す中で、豊田さんとのご縁を得た」と説明した。
その上で、「過去に色々な失言があり、議員を辞めた経緯もあるが、あれからかなりの時間が経った。本人も自分の起こしたものに関しては、深く反省されているということも聞いている。わが党としては、色々と失敗があっても、日本を良くするために政策実現をしていこうという人の力を集めて、参政党をより大きな党にしていきたい」と述べた。
豊田氏は2017年に、秘書に対する暴言などを巡り自民党を離党し、その後の選挙で出馬するも落選している。
神谷代表からの紹介を受けた豊田氏は、「神谷代表から、党の政策や組織運営を手伝ってほしいと声をかけられた。本当に色々と悩んだが、参政党を通じて今一度、日本の国のために少しでも役に立つことができる、その可能性があるのであれば頑張りたいと決断した」と、参政党のメンバーとなったいまの心境を語った。