財務省は7月の国際収支速報を発表しました。

日本が海外とのモノ、サービスの取引や投資でどれだけ稼いだかを示す経常収支は2兆6843億円の黒字でした。

経常収支の黒字は6ヶ月連続ですが、前の年の同じ月と比べ黒字幅は19.1%減りました。

海外での投資の利子や海外子会社から受け取る配当金などの「第1次所得収支」が4兆746億円で、11.6%減少したことが黒字幅縮小の要因です。

輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1894億円の赤字でした。

輸入が原油価格の下落で減少している一方で、輸出もアメリカのトランプ政権の関税政策の影響で自動車や鉄鋼を中心に落ち込んでいます。

さらに旅行などを含むサービス収支も6956億円の赤字でした。