5日未明に宿毛市付近に上陸した台風15号は高知県から遠ざかり、県内は一転、猛暑日となりました。

台風15号は5日午前1時ごろ、高知県宿毛市付近に上陸しました。
高知への上陸は2017年以来8年ぶりです。

田村優介アナウンサー:
「午前1時の高知駅前です。先ほどから雷が何度も鳴っていて土砂降りです。行き交う車は水しぶきをあげて進んでいます」

県内は、昨夜遅くから未明にかけて非常に激しい雨が降りました。
降り始めからの雨量は仁淀川町鳥形山で289.5ミリ、津野町船戸で269.5ミリ、佐川町で225ミリとなっています。

民間の気象会社によりますと、県内で観測した落雷は午前1時からの1時間で316回を記録しました。

県内で人的被害は出ていませんが、突風により安芸市や芸西村などで農業用ハウスが壊れる被害が報告されています。県の発表によりますと、今回の台風15号による農業被害は8市町村で約1700万円にのぼるということです。

一部区間の列車が運休していたJRと土佐くろしお鉄道は全線で運転を再開しています。

西森純子リポーター:
「台風一過の高知市です。きのうとは一転、強い日差しが降り注ぎ猛暑日となっています」

5日の最高気温は高知市で36.2℃、南国市日章と須崎市で35.4℃、安芸市で35.2℃まで上がり、16の観測地点中4地点で猛暑日となりました。

インタビュー:
「台風が去ったらちょっと涼しくなるかなと思ったけど今年はなかなかね」

週末は日中、強い日差しが照りつけ厳しい暑さとなる見込みです。
昼夜ともに熱中症対策を徹底しましょう。

高知さんさんテレビ
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