2025年9月6日、19歳の誕生日を迎えられる秋篠宮家の長男・悠仁さま。

通っている筑波大学では生物学類を学ばれ、授業の予定によっては大学近くの拠点に泊まる日もあるといいます。実験の授業でフィールド調査をしたり、緑地で生き物や植物を観察されることも。

一体、どんな大学生活を送られているのでしょうか。筑波大に通う生徒たちは…。

筑波大生:
友達とおしゃべりしてるところよく見かけたりします。男子の友達7人ぐらいで一緒にご飯食べているところ見かけました。結構フレンドリーに話しているのを見かけたりするので、学生生活を満喫しているかなと思います。

筑波大生:
体育館の入れ替わりとかで、お会いしたりとかしましたね。すごく楽しそうにバドミントンされていました。

大学生活を満喫されているご様子の悠仁さま。さらに、こんな姿も目撃されていました。

筑波大生:
宿舎のお祭りの時は、友達と仲良く話されたりしていて、あとサングラスとかかけて、友達に「何つけてんだよ」みたいな感じで、たわいもない会話を楽しんでおられました。

フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員も「愛用の自転車を授業と授業を移動されるのに使ったり、本当にいち学生として生活されていると感じる」と話します。
成年式で着用「浅黄闕腋袍」を使った装束
父である秋篠宮さま以来、皇室では41年ぶりの男子として誕生された悠仁さま。

9月3日には成年式のリハーサルのために皇居を訪問。この日は、両親の秋篠宮ご夫妻も出席し、皇居内を移動する馬車に乗ったり、当日着る実際の装束にも袖を通されたといいます。

一体、どのような装束なのか。『サン!シャイン』は、数百年にわたり宮中装束の制作に携わってきた「髙田装束研究所」の髙田明男所長を訪ねました。

髙田さんの祖父や父は、昭和天皇、上皇さま、天皇陛下、秋篠宮さまの成年式の衣装も手がけたといいます。

髙田明男所長:
こちらは、浅黄闕腋袍(あさぎけってきのほう)の表地となります。

見せてくれたのは、「浅黄闕腋袍」という未成年の男子皇族の装束に使われる生地。黄色の生地に「雲鶴文」の文様の織りの技術が施されています。

悠仁さまの父である秋篠宮さまの成年式は11月だったため、「冬の料」という冬用の装束をまとわれていましたが…。

今回は9月のため、悠仁さまは裏地がなく下に着る装束が透けて見える、「夏の料」という夏用の生地で作られたものをまとって、成年式に臨まれるとみられます。
超技巧…大勲位菊花大綬章を制作
午後にはえんび服に着替え、天皇陛下から最高位の勲章である「大勲位菊花大綬章」を授与される予定ですが、この勲章を製作しているのは、大阪市にある独立行政法人・造幣局になります。

悠仁さまに授与される勲章を制作したのは、勲章製作20年・造幣局装金課技能長である真鍋直樹さん(38)です。

造幣局装金課技能長・真鍋直樹さん:
喜ばしい気持ちと、うれしい気持ちと。まさか自分が、この勲章に携われるとは思っていなかったので。

真鍋さんが担うのは、最も緻密で精巧な工程。菊の文様のわずかな丸みを、手作業で削り、丁寧に整えていきます。
これらの技術を持つのは、わずか12人ほどで、半年かけて一つの勲章ができあがるといいます。

造幣局装金課技能長・真鍋直樹さん:
今回、悠仁さまがお受けになる菊花大綬章は、最高位の勲位の勲章ですので。受けられるとき、しっかり拝見させていただきたいなというふうに思っております。

着々と、あすの式に向けて準備が進む中、どの点に注目して見れば良いのでしょうか。

フジテレビ皇室担当・橋本寿史解説委員:
これだけいろいろな場面で衣装が変わられると、いろんな場面でお言葉も述べられます。
どのような言葉が述べられるのか、加冠の儀のあとに恒例の言葉を述べられるケース。えんび服になった後も、朝見の儀という両陛下に会ったときにお礼の言葉を述べられると。どういう言葉を述べられるかは、注目になると思います。
(「サン!シャイン」 2025年9月5日放送)