台風15号は愛媛県に5日未明から明け方にかけて最も近付いたあと、遠ざかっています。この台風の接近に伴って、県内では落雷も相次ぎ、約1万6000戸で停電が発生しました。

台風15号は愛媛県に5日未明から明け方にかけて最も近づき、県内全域が強風域に入り、局所的に雷を伴う大雨が降りました。

この台風による降り始めからの雨は、5日午前9時時点で石鎚山成就社で149.5ミリ、宇和島で135.5ミリ、鬼北町で125.0ミリなどを観測しました。宇和島市では4日午後10時40分までの1時間に、49.0ミリの激しい雨が降りました。

青木稜悟記者:
「午後11時半過ぎの松山市一番町です。先ほどから雷が1分に1回のペースで鳴り響いていて、ザーッという音とともに雨脚も強くなってきました」

松山市では5日に日付が変わった頃が雨のピークに。午前1時半までの1時間に24.5ミリの強い雨が観測されました。

松山市勝山町では道路にも水が溜まり始め、マンホールの穴から水があふれ出していました。

愛媛県内の各地では落雷も相次ぎ発生。松山市二番町では午前0時過ぎ、「建物の看板から火花が出ている」と通行人から消防に通報があり、顧客の電気設備が故障して
周辺では停電もあったということです。

四国電力送配電によりますと、倒木などの影響も含め、のべ約1万6000戸で停電が一時発生したということです。

台風15号は午前9時時点、和歌山県御坊市を東に進んでいて愛媛県か遠ざかっているものの、気象台は雨で地盤が緩んでいる地域があるため、土砂災害などに注意を呼びかけています。

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テレビ愛媛
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