愛媛県伊予市にある冷凍食品製造業者が、コロナ禍の打撃から苦しい経営が続き、破産開始の決定を裁判所から受けていたことが5日に分かりました。負債総額は約1億5000万円と見られています。
破産開始の決定を受けたのは、伊予市双海町上灘で冷凍食品製造業などを営む「フタミフーズ」です。
東京商工リサーチ松山支店によりますと、「フタミフーズ」は1973年に創業し1991年4月に法人化。自社の工場で野菜、タケノコ、キノコなどの惣菜の冷蔵・冷凍加工を手がけ、2019年3月期まで売上げ約1億円を上げていました。
しかしコロナ禍で2020年3月期以降の売上げは減収が続き、4500円程度まで縮小。天候不順による原材料の値上げや燃料費、物流コストの上昇により、収益が悪化して資金繰りが苦しくなり、事業の継続は困難と判断したとしています。
事業は今年3月に閉鎖し、破産開始の決定は松山地裁から8月21日に受けました。負債総額は約1億5000万円と見られています。
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