「逆境に失ってはいけないものは信頼」。ドライバー「モリゾウ」こと、トヨタ自動車の豊田章男会長が5日に愛媛県今治市の高校で特別授業を開き、「世界のトップリーダーの心構え」を生徒たちに伝授しました。

トヨタ自動車・豊田章男会長:
「自分のやりたいこと自分の興味のあることは、時代は変わっても絶対持ち続けてほしい」

生徒たちを前に熱弁を振るったのは、世界的な自動車メーカートヨタ自動車を率いる豊田章男会長。この特別授業が開かれたのはFC今治高校里山校。サッカー元日本代表監督の岡田武史さんが学園長を務めていて、新時代のリーダーの育成を目指して、ビジネスやスポーツなど様々分野の第一線で活躍する著名人を定期的に講師に招いています。

今回の特別授業の名前は「豊田章男塾」。1年生と2年生のあわせて110人と岡田武史学園長に「世界のトップリーダーの心構え」を伝えました。

豊田会長:
「私が思うに逆境に立たされた時失ってはいけないものは『信頼』。『問題から逃げない・ごまかさない・嘘をつかない』3つを自分のルールにしながら、『この人の言っていることは納得はできないけど信頼はできる』ことをリーダーは失ってはいけない」

また生徒との対話では。

高校生:
「ここまでがんばってきたから、もういいやとか思ったり、がんばれる理由は」

豊田会長:
「頼りにされると続けるかなという気になる。『生き続ける』ことが信条だから、生き続けてきた以上、自分は誰かを応援してあげる、そして自分の経験を何か役に立てるならと続けている」

生徒たちは豊田会長の生き様に感銘を受けていました。

生徒:
「責任から逃げない話のなかで『逃げない・ごまかさない・うそつかない』。それが自分のなかで大事にしないといけないと感じた」

このあと校庭に移動して「課外授業」。「モリゾウ」のドライバーネームを持つ豊田会長自らラリーカーの「GRヤリス」を運転。生徒を助手席に乗せデモ走行し、迫力のターンを決めると、生徒たちは大盛りあがりしました。

横乗りした生徒:
「臨場感があったのと、むちゃくちゃスピード感があって爽快感があって、お話できて楽しかった」

豊田章男会長:
「高校生がこの時代に、こういう経験をしてどういうふうにリーダーとなっていくか本当に楽しみ。それを応援するのが大人の役割」

世界で活躍する企業のトップリーダーとの対話。生徒たちは大きな刺激を受けました。

#愛媛県 #今治市 #FC今治 #高校 #里山校 #トヨタ #自動車 #会長 #豊田章男 #モリゾウ #特別授業 #経営者 #高校生 #経営者 #岡田武史

テレビ愛媛
テレビ愛媛

愛媛の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。