「スクリーンショットを送るだけで報酬がもらえる」などといった「スマホ副業」に関する被害が長崎県内でも確認され、警察が注意を呼びかけています。
警察でも確認が取れていない被害にあったのは、県内に住む20代の男性会社員です。
警察によりますと、男性は2025年7月中旬ごろ「X」(旧Twitter)で「お金が欲しい人は『いいね』でフォロー」との投稿を見てフォローしたところ、「三尾彩香」というLINEアカウントに誘導されました。
そこで指定されたTikTokの動画をスクリーンショットして投稿する副業を紹介され、実際に投稿すると、200円の報酬が支払われました。
あわせて「HaMe」というアプリをダウンロードするよう指示されていて、アプリ上では資産が増えたように見えたことから男性は本当の副業と信じ込んだということです。
さらに高額の報酬を得るため男性は 「三尾」から指定された動画の購入費用として、2025年7月17日にPayPayアカウントにあわせて27万9000円分の電子マネーを送金しました。
その後も副業を紹介され、男性が「払えない」と断ると、資金調達の専門家を名乗る「財務部鈴木」のLINEアカウントを紹介されたということです。
男性は 消費者金融から金を借りて「鈴木」が指定された口座に約42万円を振り込んだほか、「あなたの操作ミスでデータ障害が発生した」などと嘘を言われ、あわせて100万円分の電子マネーを購入しました。
2025年7月15日から20日までの短期間で男性はあわせて170万円をだまし取られました。
同様の手口は他県でも確認されていて、警察は注意を呼びかけています。