空の玄関口・長崎空港の開港50周年に合わせたシンポジウムが4日に開かれ、「空港に水族館」や「神戸ルミナリエの海上版」を実施するなど、自由なアイディアが出されました。

シンポジウムには観光関連産業の関係者や行政の担当者など、約150人が参加しました。

テーマは空港を活かした地方創生です。

地域の課題解決に取り組むコーディネーターや、大学の教授などが登壇し、開港50年の長崎空港を「観光の起点」として活用する方策などを考えます。

長崎国際大学の学生は長崎空港についての学内アンケートをもとに、より魅力的な場にするアイディアを発表しました。

長崎国際大学人間社会学部 国際観光学科3年 一瀬恒太朗さん
「空港を飛行機に乗るときだけでなく、地域の人が日常でも訪れたくなるような場所にします。例えば展望デッキにカフェや、ビアガーデンを設けて大村湾の景色を楽しめる憩いの場にします」

「魚種の豊富さ」や「世界初の海上空港」など、長崎らしさを売りにした案も出されました。

東彼杵ひとこともの公社 森 一峻 代表理事
「長崎空港に水族館があったら面白いなと」「いけすがあると、長崎中の魚を集められる」

エリエス・ブック・コンサルティング 土井英司 代表取締役
「神戸でしているルミナリエの海上バージョンをする」「大村湾って素晴らしいところ、平らだし波ないし、そういうところで海のリゾートが全くないのは超もったいない」

コロナ禍以降、出張などで国内線を利用する人が減り、航空路線をめぐる現状は厳しくなっています。

主催した長崎空港ビルディングは市や町、国と連携しながら今後、何ができるかを模索したいとしています。

テレビ長崎
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