愛知・春日井市で4日、70代の男性が運転する乗用車が名鉄小牧線の線路内に誤って進入した。男性が作業員や通行人に支えられて車外へ出た直後、遮断機が下りた。この影響で上飯田駅～小牧駅間で一時運転を見合わせた。男性は「踏切を渡った先で曲がるつもりが、早く曲がってしまった」と説明している。

名鉄小牧線の線路内に高齢者が運転する乗用車が進入

愛知・春日井市で9月4日午前8時10分過ぎ、一台の乗用車が走行している。手前のトラックに隠れ姿を消すが、再び現れた次の瞬間ゆっくりと走行を続けた。

この記事の画像（11枚）

しかし、車が進んでいる場所は線路の中だ。これを見て驚いたのか、他の車が近くで停車し、中から人が降りてきた。

さらに作業服姿の人物も現れ、車へ向かった。

すると、車の中から高齢男性が降りてきたのが見える。高齢男性は、両脇を抱えられるように線路内をゆっくり歩く。次の瞬間、遮断機が下り始めた。

しかし、男性はまだ線路の中にいる。すると遮断機をくぐり、無事に線路の外へ出ることができた。

現場は、愛知・春日井市にある名鉄小牧線の線路内だ。

男性「間違えて早く曲がった」…約2時間半運転見合わせに

名鉄などによると、この影響で上飯田駅と小牧駅の間で、約2時間半にわたり運転を見合わせた。

乗用車を運転していた70歳の男性は、FNNの取材に対し「踏切を渡った先の道を曲がるつもりが、間違えて早く曲がってしまった」と説明した。

警察は、当時の状況を調べている。
（「イット！」9月4日放送より）