北陸と関西、7府県の商工会議所の会頭らが3日、京都市内で会合を開きました。北陸新幹線の敦賀ー大阪間について、自民・公明の与党がルートの再検証を国に求める中、経済界としては小浜・京都ルートによる早期全線開業を求める決議を採択しました。
北陸新幹線の早期整備などを話し合う「北陸・関西連携会議」には、福井商工会議所の林正博副会頭が出席しました。
会合では、出席したすべての商工会議所の総意として小浜・京都ルートによる早期全線開業を強く要望する決議が採択されました。
ただ、地域への影響が懸念されている京都商工会議所の堀場厚会頭は、ルートについて次のように述べました。
京都商工会議所・堀場厚会頭:
「京都のことを考えれば『小浜・舞鶴ルート』は非常に重要なルートではないか」
一方、サントリーHDの副会長で大阪商工会議所の鳥井信吾会頭に対しては「新浪さんの辞任について受け止めをお願いします」という質問があり、一度は退出した鳥井会頭でしたが「社長時代にサントリーの国際化に大変貢献した人なので、残念の極み」とコメントしました。
