夏休みが明けほとんどの学校では2学期が始まりましたが、県内では新型コロナの感染者数が10週連続で増加しています。流行の中心となっているのが新たな変異株「ニンバス」です。特徴や注意点などを専門医に聞きました。
        
県内の指定医療機関で確認されたこの1週間の新型コロナの感染者数は306人で、前週から46人増えました。10週連続で増加し歯止めがかかっていません。
  
特に、流行の中心となっているのが変異株「ニンバス」です。
 
福井大学病院で感染症を専門とする酒巻一平教授は「県内の正確なデータは分からないが、全国的には8月20日までの1カ月でコロナ患者の60%程度がニンバス。今はさらに高い割合になっていると思う」とします。
 
従来のコロナウイルスとの違いについては「感染力は強い。喉の痛みを強く訴える人が一部にいるのが特徴」といいます。
  
変異株・ニンバスの特徴は▼強い感染力▼カミソリを飲み込んだような喉の強い痛みの主に2つです。
 
では、なぜこの時期に流行するのでしょうか?

福井大学病院・酒巻一平教授:
「この時期はクーラーを使って部屋を閉め切るので換気ができないため。また、お盆や夏休みで人の移動が多いためピークを迎える」
   
学校が再開し人との接触が増えることから、酒巻教授は9月中旬までピークが続くとみています。
 
福井大学病院・酒巻一平教授:
「ニンバスだから特に気を付けなければいけないことはない。従来のコロナウイルス同様、手洗いや、感染している人がマスクをすることが非常に重要」
 
流行の拡大を少しでも抑えるために予防の徹底が求められます。
  
【お詫びと訂正】
午後3時57分配信時に感染者の増加を11週連続としていましたが、10週連続の誤りでした。お詫びして訂正させていただきます。

福井テレビ
福井テレビ

福井の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。