新型コロナの感染拡大で中止となっていた、痰(たん)の吸引方法などを学ぶ研修が、仙台市太白区で6年ぶりに開かれました。障がい者支援施設などで、吸引の対応をできる人材が不足してきているということです。
太白区の社会福祉法人・ありのまま舎で開かれたのは、医療的ケアが必要な人に痰の吸引などを行うための特定研修で、仙台市内の介護職員6人が参加しました。
特定研修は国が定めた制度で、医師や看護師以外でも痰の吸引などができる介護職員を育成しようと創設されました。
太白ありのまま舎 白江浩施設長
「介護ヘルパー自体が不足していて、その中でさらに吸引ができる人は、かなり不足していると思っています。特に医療的ケアが必要なお子さんなんかは、学校や遊びに行くにしても様々な形で、吸引をできる方が増えていけば、そういう可能性がどんどん増えていく」