長崎市の県立長崎西高校は2日、運動会を初めて学外の屋内スポーツ施設で開催しました。
「暑さや雨の心配がなく快適」などと生徒や教職員、保護者からも好評でした。
走るのも応援するのも全力です。県立総合体育館で開催された長崎西高校の運動会です。
屋内での実施に踏み切った主な理由は暑さ対策です。
学校の運動場でしていたときには熱中症とみられる症状や体調不良を訴える生徒がでていました。
長崎西高 田中潤 先生
「体調管理(の面でも)よかった」「雨が降っていたら延期かなとか そういう心配もなかったし、よかった」
天候に左右されず、クーラーが効いたメインアリーナの室温は25度前後に保たれています。
3年生(女子)
「最初は青空の下で白熱した運動会をやりたいなと思って正直、残念だったけど。日焼けも気にせずにより楽しめた」
2年生(男子)
「より全体が見渡せて楽しい。年々、暑くなってきているから、来年もこういう形で開催されればいいと思う」
観客席には保護者の姿も多く見られました。
孫を応援に参加
「最初は盛り上がりが足りないだろうなと思ったけど、全力疾走していて偉い。楽しい」
屋内での開催にあたって床が傷つかないように、使う道具をタイヤから綱に変えるなど一部変更もありましたが、変わらないのもあります。
通称「もし教」。「もしも教師でなかったら」は3年生による伝統の種目です。クラスの担任・副担任がもし教師でなかったらどのような人生を歩んでいたか。自由な発想で設定や物語をつくり、思い思いの衣装でダンスを披露します。
長崎西高 本村 晋一郎 先生
「今年は白雪姫。3年担任をするというのは、もし教がついているということで、もう覚悟はしている。後は楽しみたい」
高校生活最後の体育祭、場所が変わっても会場は生徒たちの熱気でいっぱいです。
3年生
「皆の反応がよくて、備蓄米になってよかった」「もし教、最高~!」
学校は2026年度も屋内での開催を予定しています。