9月28日から松江を舞台に小泉八雲夫妻などを描くドラマの全国放送が始まるのに合わせ、松江市の和菓子店で、小泉八雲の怪談の一つ「雪女」にちなんだ新商品が発売されました。

田淵木萌記者:
透き通っていて、見た目がまるで氷のようです。

9月1日に発売された和菓子、その名も「雪女のおやつ」。
小泉八雲が世に出した『怪談』に登場する妖怪「雪女」の世界を、氷のように透き通る琥珀糖で表現しました。

田淵木萌記者:
噛んだ瞬間に、ほのかに生姜の香りがして、とても高級感のある味わいになっています。

出雲産の出西生姜(しゅっさいしょうが)を使い、甘みにアクセントを加えました。
この新商品を発売したのは、松江市の和菓子店「三英堂」。
創業は1929年、なめらかな断面と淡い藤色のあんが美しい「日の出前」や菜の花畑にチョウが舞う様子をイメージした「菜種の里」などお茶席でも親しまれている銘菓で知られる老舗です。
ドラマの制作が決まったあと、半年がかりでこの新商品をつくりあげました。

三英堂・岡英介代表取締役:
山陰地方独特の雪深い風景や雪女のお話とリンクするなと思って、雪女をテーマにして物語性のあるお菓子を考えてきました。

パッケージも新たにデザイン、「おやつ」にふさわしく、雪女がくつろぐ姿をイメージ、物語から垣間見える日常の情景を表現しました。

三英堂・岡英介代表取締役:
商品自体も、雪女が日常の中で食べてたのではないかという妄想を膨らませて、雪女の琥珀糖を作りました。

この新商品は、「三英堂」のほか県内の土産物店などで販売されます。

TSKさんいん中央テレビ
TSKさんいん中央テレビ

鳥取・島根の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。