プロバスケットボールBリーグ1部の島根スサノオマジックは、10月の新シーズンを前に、4日に佐賀を迎えてプレシーズンゲームに臨みます。
新しいヘッドコーチを迎え、新たな体制で戦う新シーズン、注目したいのが米子市出身の岡本飛竜選手、島根に帰ってきました。
8シーズンぶりに山陰を拠点に戦う岡本選手に今シーズンにかける思いを聞きました。
島根スサノオマジック・岡本飛竜選手:
競争が好きなので、その中でやっぱりやるからにはトップの選手を“くいたい”、やっつけたいっていう思いでやっているので、1年1年が勝負という気持ちですね。
新シーズンへ熱い思い!米子市出身の岡本飛竜選手、32歳、8シーズンぶりに島根スサノオマジックに復帰しました。
岡本飛竜選手(中学1年生の時):Q飛竜君はなんでここまでバスケが好きなの?
やるからにはバスケットボールでトップを目指したいからいろんなこと知ってうまくなりたい。
やっぱり熱い!19年前、中学1年の岡本選手です。TSKの取材にしっかりした表情で答えていました。
持ち前の巧みなハンドリングを武器に中学時代から頭角を表し、ジュニア世代の日本選抜12人に選ばれました。
高みを目指すため、ふるさとを離れ、進んだ宮崎県の強豪校、延岡学園では高校3冠を達成。当時関東1部リーグの拓殖大学ではキャプテンも務めました。
卒業後は2015年に島根スサノオマジックでプロ生活をスタート。
bjリーグ時代、鮮烈なデビューを果たしました。
その後、島根で3シーズンを過ごした後、広島、新潟と渡り歩き、2024ー25シーズンまで東地区の強豪・アルバルク東京に所属しました。
島根スサノオマジック・岡本飛竜選手:
チームでやる上で、うまくいかない時期もあって、プレイングタイムももらない時期も多くあって、自分のチャンスもどうやって掴むのかってところで、位置・ポゼッションの大切さっていうのが、ああいうプレーに繋がっていかないといけないと思って日々やっています。
高校、大学時代は、強豪校で全国制覇など栄光をつかんだ一方で、プロ入り後は練習生も経験するなど「どん底」も知った岡本選手。プロ11シーズン目に心機一転、古巣・島根で再起を目指します。
そんな岡本選手の加入に広瀬健太GMは…。
島根スサノオマジック・広瀬健太GM:
一つ成長というのをキーワードにしていて、ハードにプレーすることを大事にしたいので、最前線に立って30代になってもやってくれる選手だと思っているので、オンコート、オフコートでリーダシップを発揮してくれると思っています。
岡本選手の経験、リーダーシップに期待します。
島根にとって貴重な山陰出身の岡本選手への期待は、ファンからも…。
島根時代の岡本選手がよく顔を出したという松江市の飲食店「庵タンドール(アンタンドール」。島根ファンが集まる店としても知られています。
庵タンドールのスタッフ:
SNSで知って、驚きすぎて興奮しましたね。嬉しかったですね。すごく楽しみです。いろいろ経験してきているので、また島根にどんな影響を与えてくれるのか楽しみです。
島根スサノオマジック・岡本飛竜選手:
自分のデビューをさせてもらった体育館が、「カミアリーナ」(島根県立浜山体育館)だったと思うんですけど、今年はそれがメインの体育館になるので、それもすごく楽しみ。自分を知らない人もたくさんいて、あの選手すごいな、おもしろいなって、見ていてワクワクするなってまた思ってもらわないといけないと思っているので、それはそれで楽しみです。
地元・山陰で新たな境地を開くことができるか…島根が目指す悲願の頂点へ、岡本選手は欠くことができないひとつのピースになるかもしれません。
島根スサノオマジックのホーム開幕戦は10月15日、出雲市の島根県立浜山体育館・カミアリーナで佐賀と対戦します。
8シーズンぶりに復帰した岡本選手、2025-26シーズンの背番号は「#24」その意味を本人に聞いたところ、二桁の番号にしたかったのと、NBAのスーパースター「コービー・ブライアント」が当時付けていたことにひかれたたそうです。岡本選手の活躍に期待しましょう