深刻な干ばつが続く韓国・江陵(カンヌン)市で消防車による緊急給水が始まりました。
韓国北東部の江陵市では、ここ半年の降水量が平年の半分ほどにとどまり、8月20日から、給水が通常時の50%に制限されていました。
しかし、8月31日時点で市内の生活用水の90%近くを担う貯水池の貯水率が15%を割り込んだことを受け、給水制限が75%に引き上げられました。
そのため、江陵市には31日、全国から消防車50台以上が集まり、浄水場に水約2500トンを給水しました。
30日に現地を視察した李在明(イ・ジェミョン)大統領は、干ばつとしては初めて「災害事態」を宣言し、国家を挙げて対策に取り組むことを指示しました。