アメリカがロシアに提示した和平協議再開の条件の期限が迫る中、ウクライナ各地がロシア軍の攻撃を受け、これまでに1人が死亡、12人が負傷しました。
ウクライナ空軍は3日、ロシア軍が2日夕方から3日朝にかけてドローン502機と巡航ミサイル24発を発射したと発表しました。
西部フメリニツキー市では倉庫や鉄道施設が被害を受け、男性1人が死亡。
また中部や東部でも住宅が損壊し、子どもを含む12人がけがをしました。
ゼレンスキー大統領はSNSで「住宅地が日常的に攻撃対象となっている。明らかに示威的な攻撃だ」と非難した上で、「ロシア経済への圧力が不十分なため侵略が続いている」と述べ、さらなる制裁を呼びかけました。
一方、プーチン大統領は訪問先の中国で習近平国家主席やインドのモディ首相と会談し和平に前向きな姿勢を示しましたが、攻撃は続いていて民間人の被害は拡大しています。