4日の世界保健デーを前に、東京・新宿歌舞伎町のホストたちが性感染症予防の啓発イベントに参加しました。
3日、新宿・歌舞伎町で世界性の健康デーにちなんで行われた性の健康についての啓発イベント。
題材は、江戸時代の“春画”です。
これは、性感染症予防のオンライン診察サービスなどを手掛ける医療法人「アワーズ」と歌舞伎町でホストクラブなどを運営する「Smappa!Group」が開催している春画展のコラボレーションイベント。
春画を通じて性の話題を触れにくいものではなく、安心して話せるものにしていくことが狙いです。
Smappa!Group 新宿歌舞伎町春画展主催者・手塚マキ会長:
歴史から学ぶことは現代にとても生きるので、そのきっかけに春画がなれば良い。
歌舞伎町で働くホストなどが参加し、性感染症予防などについての講義や、オリジナルのカードゲームを使った性に関するコミュニケーション体験も。
コロナ禍以降インバウンドの増加などもあり、性感染症は急増していて、都内の2024年の梅毒感染数は3760件と4年連続で過去最多を更新。
そのリテラシーの向上は急務とされています。
イベントの参加者からは「(感染症予防について)都市伝説的なものを信じている人が多かったりとか。僕もきょう初めて性感染症の予防薬を知り、これは持って帰ってみんなに広めたいと思う」「ネガティブなことを全然知らなかったので、(感染症対策など)両方知るから、よりポジティブになるときょうの会で学んだ」といった声が聞かれました。
KARADA内科クリニック 五反田院長・佐藤昭裕医師:
(正しい知識を)しっかり知ってもらって、決して怖いものではなくて。出会いなどが怖いものじゃなくて、しっかり楽しめるような、そういう雰囲気をつくるのが大事だと思っているので、それの一歩にもなればと。